2014年01月20日

生化学名詞解釈2

11
ドメイン

分子量の大きなタンパク質、特に球状タンパク質は立体構造がいくつか構造単位に分かれることがある。これらの構造的に独立した単位をドメインと言う。ドメインはタンパク質の機能に関連があることが多い。


12
分子シャペロン

タンパク質の正しい空間コンフォメーションの形成に関与するタンパク質のこと。


13
アロステリック調節

酵素において、基質の結合部位とは異なる部位に、低分子のリガンド(代謝物)が可逆的に結合し、酵素活性が変化することによる調節をアロステリック調節と言う。またこの酵素をアロステリック酵素と言う。


14
競争阻害作用

基質に類似した構造を持つ化合物は、基質と競合的に酵素の活性中心の結合基に結合し、酵素反応を阻害する。この作用を競争阻害作用と言う。阻害程度は阻害剤の酵素に対する親和性と基質の濃度によって決まる。
(例、コハク酸脱水素酵素のマロン酸による阻害)


15
クエン酸回路

ピルビン酸はミトコンドリアに運ばれ、ピルビン酸脱水素酵素複合体により、酸化的脱炭酸されて、アセチルCoAになる。その後のアセチルCoAのアセチル基の異化を行う一連の反応をクエン酸回路と言う。
1分子のアセチルCoAが酸化されると、4回脱水素、2回酸化的脱炭酸、1回基質レベルのリン酸化反応が行われ、1分子FADH2、1分子GTP、2分子CO2、2分子NADH+H+が生成される。


16
核酸の一次構造

核酸の一次構造とは、核酸を合成するヌクレオチドあるいはデオキシヌクレオチドの5’末端から3’末端までのヌクレオチドあるいはデオキシヌクレオチドの配列のことである。
(ヌクレオチドは核酸を構成する最小単位で、塩基、ペントース、リン酸からなる。)


17
ラギング鎖

DNA複製の際は、二本鎖の解ける方向に沿って合成されるDNA鎖は連続的に合成され、これをリーディング鎖と言い、もう一方は複製方向と解ける方向が逆で、その複製は不連続的である。これをラギング鎖と言う・


18
Gタンパク質

GTPとGDPに対する結合能を持つタンパク質。GTP結合型が活性型、GDP結合型が非活性型である。
α、β、γの三つのサブユニットからなる。
受容体にリガンドが結合すると、αは遊離し、GTPと結合し、AC、GC、ホスホリパーゼを活性化させる。


19
自己リン酸化

自身の持つプロテインキナーゼ活性により、自身をリン酸化する反応。
例えば、インスリンレセプターがインスリンと結合すると、レセプターのチロシンキナーゼが活性が刺激されて、レセプターのチロシンリン酸化が促進される。


20
プロトオンコジーン(proto-oncogene)

プロトオンコジーンは細胞にある正常な遺伝子で、細胞増殖や分化を調節するタンパク質をコードする遺伝子を含んでいる。
プロトオンコジーンが化学物質や紫外線などにより変異を起こすとガン遺伝子(オンコジーン)となる。

posted by iliaoning at 02:00| 名詞解釈2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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